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「足裏」を使いこなそう!

2016年12月13日

コラム

「フットサルがサッカーの武器になる」

それが名古屋オーシャンズフットサルスクール コーチングラボのコンセプトです。

今回のコラムは『足裏コントロール』をサッカーの皆さんに提言させて頂きます。

リケルメ

 

フットサル=足裏

 

こんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

実際にフットサル選手は足裏のコントロールを多用します。Fリーグなどを見るとトラップやドリブルで足裏を使うシーンが多いですね。

ではなぜフットサル選手は足裏のコントロールを多用するのでしょうか?

 

それはズバリ便利だからです。

 

実際に小学生の選手に足裏のコントロールを教えると、強要しなくても自然に足裏を使うようになります。

フットサルオンリーではなくサッカー経験がある選手も同様です。

つまり足裏コントロールの便利さを知ることで無意識に足裏を使う頻度が高くなるのです。

 

しかし、それは前提条件(サッカーとフットサルの違い)があります。

まずボールが違います。フットサルボールはサッカーボールに比べて弾みにくいようになっています。

コートも違います。フットサルコートは、フラットなのでイレギュラーすることはほぼありません。

シューズも違います。フットサル選手は基本的に裏がフラット(凹凸のない平らなもの)を使用します。

 

以上のような前提を承知の上で、提言します。

 

サッカー選手はもっと足裏コントロールの利点を理解し、活用してはいかがでしょうか!?

 

サッカー選手でも一流の選手は足裏のコントロールを使いこなしています。

南米系の選手やストリート出身の選手に特に多いように感じます。

 

足裏コントロールの利点と欠点について述べます。

 

【足裏コントロールの利点】

①体にピタリとくっついているので、ルックアップがしやすい

②ほぼ全ての方向にスムーズに移動できる

③タッチミスが起こりにくい

④スクリーン(※ディフェンダーとボールの間に体が入れる技術)しやすい

⑤予備動作が少ない

 

①体にピタリとくっついているので、ルックアップがしやすい

足裏でコントロールしている時は、ボールと足がくっついているので、ボールを注視する必要がありません。

ですので、ルックアップが容易にできます。

 

②ほぼ全ての方向にスムーズに移動できる

足裏でボールをコントロールしている状態からならば、ほぼ全て方向にスムーズに移動できます。

ディフェンスからすると次の展開が読みづらくなります。

 

③タッチミスが起こりにくい

足裏のコントロールはインサイドやアウトサイドに比べると簡単です。4,5歳の初めてボールを蹴る子どもにドリブルを教えると足裏を使うことが多いのは、本能的に足裏が”簡単”であることを察知しているからだと言えるでしょう。

 

④スクリーン(※ディフェンダーとボールの間に体が入れる技術)しやすい

足裏で転がしながらドリブルすると自然に体が開いた形になりやすいので、スクリーンをする際にも適しています。

 

⑤予備動作が少ない

例えばドリブルで直進中にインサイドで90°方向転換する際に、少なからず予備動作が入ります。

しかし、足裏コントロールの場合はその予備動作が少なく、尚且つ前述の通り全方向に行けるためディフェンスは、次の動きを予測することが困難になります。

 

以上が、足裏コントロールの利点です。次は欠点を述べていきます。

【足裏コントロールの欠点】

①スピードを出しづらい

②環境を選ぶ技術(足裏トラップ)

③味方のパスの質を選ぶ技術(足裏トラップ)

 

①スピードを出しづらい

サッカーとフットサルの違いとしてコートの広さもあります。フットサルだとディフェンスをかわす際にもボールと体が大きく離れてしまうと、コート外にボールが出てしまったり、カバーリングしてきた選手に奪われてしまいます。

しかし、サッカーではディフェンスの背後に大きなスペースがあり、尚且つカバーリングの選手がいない状況というのがあります。そのような時は足裏ではなく、インサイドやアウトサイドのタッチが適しているでしょう。

 

 

②環境を選ぶ技術

足裏のドリブルに関してはどんな環境でも使える技術ですが、足裏のトラップで考えると少しでもパスが弾んでいると、途端に難易度が高くなります。

サッカーはフットサルとはと違い、いつもフラットなコートでプレーできるとは限りません。環境に適したプレーを選択する賢さも必要です。

 

 

③味方のパスの質を選ぶ技術

②環境を選ぶ技術と同様にドリブルに関しては問題ありませんが、味方のパスの質が悪い(弾む、ズレる)と足裏トラップは難しくなります。

足元にスパンとつける質の高いパスが要求されます。

 

 

足裏コントロールの利点・欠点を挙げましたが、皆さんどのように感じられましたでしょうか?

欠点の②③などは、環境や技術が未発達な育成年代の選手たちにとっては高いハードルかもしれません。

しかし、よくよく考えると今足裏のコントロールを多用する一流のサッカー選手の多くは、整った環境で育ってきたのでしょうか?

ストリートなどの劣悪な環境下で切磋琢磨し、誰かに教えられるというよりも、自然と”戦いやすい武器”として足裏でのコントロールを身につけていったのではないでしょうか?

 

日本ではストリートサッカーの文化はありません。今後も定着する可能性は低いでしょう。

であるならば、我々指導者がストリート出身の一流選手から学び、子ども達に還元してあげることが必要なのではないでしょうか?

 

生意気なご意見で恐縮ですが、サッカーとフットサルは兄弟であり、同じフットボールファミリーです。

日本のフットボールのさらなる発展のために、今回の提案が少しでも役に立てればと思い書かせて頂きました。

今後ともオーシャンズスクール コーチングラボをよろしくお願いいたします。