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プレスを回避するために必要なスキルを整理する

こんにちは。名古屋オーシャンズフットサルスクール コーチングラボの木村です。

先日公開した指導者向けのフリー動画(無料/会員登録不要)【名古屋オーシャンズフットサルスクール流練習メニュー サッカーにも生きる「プレス回避」戦術】はご覧頂けましたでしょうか?

 

 

現代サッカーにおいて相手からのプレスをいかに回避して前に展開するかは非常に大切です。

色々なチームが独自の視点でビルドアップを行っています。

フットサルも同様です。時間的にも空間的にも余裕の少ないフットサルでは、さらにその重要度は高まります(フットサルでは「プレス回避」と言います)。

 

前線の選手にシンプルに長いボールを入れるのも1つの戦い方ですが、育成年代では将来を見据えてパスを繋ぎながら前進する術を身につけて欲しいところです。そういった思いから今回の動画を作成いたしました。

私自身が指導するにあたり、プレス回避は常に頭を悩ませている問題でもあります。その結果行き着いたのが本動画で紹介している「シャドー」という概念です。

 

フットサルでも「シャドー」という言葉は存在しません。オーシャンズスクール ラボの造語です。

しかし、その重要性に気づいているフットサル選手や指導者はたくさんいます。

狭いコートで相手の前プレを回避していこうと考えると自ずと行き着く考えなのではないかと思います。

 

翻ってJr年代のサッカーの試合を観ているとオフ・ザ・ボールの選手がボールに関わっていく意識が希薄だなと感じることがあります。

ボールを持っている選手の個人のスキルで局面を打開しようというシーンが多くあります。

個人で打開できるスキルを持っていることは素晴らしいことですが、他の選択肢を持てないのは良いことではありません。

やはり個人のスキルを高めながら他者と上手く連携していくことも我々指導者は教えていかなければなりません。

オフ・ザ・ボールの選手がいいポジショニングをしてくれると選択肢が生まれ、パスで「駆け引き」ができる状態になります。ドリブルでの勝負だけでなくパスの駆け引きの楽しさも教えてあげたいですよね。

 

さて今回の動画のタイトルは サッカーにも生きる「プレス回避」戦術 です。

戦術とはありますが、チーム単位の動きには言及していません。チームやグループ戦術を機能させるための個人戦術の部分にフォーカスしています。

なぜなら高い個人戦術の上にチーム戦術やグループ戦術が成り立つと考えているからです。

 

それでは個人として出来る”プレス回避戦術”とはどんなものがあるのでしょうか?

個人戦術を大きく分けると「オン・ザ・ボール」と「オフ・ザ・ボール」に分けられます。

 

【オン・ザ・ボール時のプレス回避戦術】

・1stタッチをスペースに動かす(プレスをいなす)

・パスを受ける前、受ける瞬間のタッチの駆け引き(フェイクなど)

・受ける際の体の向き(視野の確保)

・早く正確な状況判断(切替)

・パス後の動き(パス&ムーブ)

・正確な基礎技術+状況把握(止める・蹴る・運ぶ)

 

【オフ・ザ・ボール時のプレス回避戦術】

・的確なサポート(いつ・どこでサポートするか)

・受ける際の体の向き(視野の確保)

・スペースを作る動き(フットサルでいう「抜ける」動き)

・ダイレクトパスの準備・判断

 

このどれか1つ欠けてもプレス回避は出来ません。それだけシビアな局面とも言えます。

今回紹介している練習メニューは一定のレベル以上の選手向けです。

学年で言うと5,6年生。動きの中で正確にボールを扱うことが出来、尚且つルックアラウンドがしっかり出来ないと難しいでしょう。

その上で「シャドー」を身につけることが出来れば、大きな武器になります。

 

フットサルでは味方がプレスを受けている時に周りの選手に必要なことの一つに「寄る」ことがあります。

当然攻撃側はコートを広く使いたいので周りの選手は「広がる」「下げさせる」ことが基本ですが、前方やギャップへのパスにおいて味方がプレスを受けている状況では遠くの味方に正確なパスを通すことは難しいので、寄ってサポートすることが必要になってきます。

そこで大切なのが「いつ・どこに」寄ってくるか?です。

早く寄りすぎると味方が使うスペースを消してしまいます。遅すぎるとサポートが間に合いません。

またパスラインを作ればOKという訳ではありません。k前進することが目的ですので、受ける場所や体の向きが非常に大切になってきます。

 

シャドーは、相手のプレス(1stディフェンス)を無効化することが出来ます。1stディフェンスよりも高い位置で受けれるので次の展開に繋げることも簡単に出来ます。

またシャドーに入ることで1stディフェンスを釘付けにすることで、結果的にオン・ザ・ボールの選手は余裕が生まれます。

 

動画のディフェンス側を注視してもらえれば一目瞭然ですが、シャドーのポジションはディフェンスの視界にギリギリ入るポジションであり、ディフェンスからするとボールを奪いに行くと簡単にパスでかわされる危険性が高いため、結果プレスが弱くなり、ボールホルダーも余裕を持ってプレーすることが出来ます。

 

このようにシャドーのメリットはたくさんあります。シャドーをいう概念を理解し、実践できれば今までより容易にプレス回避が出来るようになるでしょう。

 

本動画が少しでも皆さんのチームの指導にお役に立てれば光栄です。